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一方,渡辺さんはその間,レストハウス左側の水車周りにポイントを絞り黙々と釣りをしていた。見ると水車の後方にキャストしてカウントダウン。その後,ゆっくりとリトリーブしながら,時折ロッドを左右に揺らしている。
渡辺さんによれば,風の強い日は表層にサスペンドしていた魚が,中層に群れることも多いという。活性の高い魚は警戒心が薄れて表層に出てくるが,水車周りなどの誰もが攻める場所では,沈むケースが多いようである。もちろん,渡辺さんのターゲットはそうした低活性の魚たちである。「難しければ難しいほど燃えてくる」という渡辺さんだが,ハイプレッシャーで,なおかつ,中層に沈んだ魚たちをどうヒットさせるのか,非常に興味深いところだった。
渡辺さんのタックルも6フィートのバッセル・プレスター・スピンに2ポンドのバッセル・プレスターライン,ルアーは1.2gのエリアパッション,カラーは水色に合わせてグリーンを使用していた。
風が強いので,低い弾道でルアーをキャストするため,渡辺さんはしゃがみながらキャスィングをする。スプーンは水車の少し沖に着水する。フリーフォールでカウントダウン4〜5でリーリング開始。スピードはデッドスローだ。ルアーが水車の作り出した流れの切れ目にかかるあたりから,渡辺さんはグリップの先端付近に人差し指を添え,左右にチョンチョンと動かし始めた。ミノーで行うトゥイッチングが縦のロッドアクションだとすれば,これは横に動かす方法である。ロッドティップが左右に揺られ,スプーンに微妙な動きが与えられているのは間違いない。渡辺さんはこのテクニックを「バイブレーション効果
」と呼んでいる。
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何度かのアクションづけの後,ロッドワークとは違う動きがティップに伝わった。素早く渡辺さんの鋭いアワセが入った。次の瞬間ロッドはきれいに弧
を描き,ほどなくして腹がパンパンにはったブルックトラウトが上がってきた。
渡辺さんがいうには,スレたトラウトたちは縦の動きには慣れてしまっているものの横にスライドするアクションには比較的よく反応するそうだ。しかも,ミノーならともかくスプーンでこうしたアクションをつけるアングラーは少ないので,非常に効果
的である。
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一度魚の群れているスポットが分かれば,後は話は早い。渡辺さんは同じ方法で,次々と水車周りの魚たちをヒットに持ち込んだ。表層に群れる魚ならば,スプーンのサイズを落とせばそこそこには攻略が可能だが,中層にサスペンドする魚をヒットさせるのは難しい。これも風の日ならではのテクニックのひとつだろう。
午後になるとますます風が強くなり,さすがに釣りはままならない状態になったため,この日の釣りを終了することにした。しかし,今回披露してもらったふたつのテクニックは,風の日にはぜひ覚えておきたい裏ワザである。 |
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使用タックル
ロッド:バッセル・プレスタースピン6フィート
リール:ダイワ・シルバークリークX1500
ライン:バッセル・プレスター2ポンド
ルアー:バッセル・エリアパッション1.2g/1.6g プレスター2.1g 他 |
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フィッシングリゾート ジュネス
住所:静岡県志太郡大井川町利右衛門115
電話:054-622-7123
営業時間:6:00〜21:00
料金:1日券4000円(6:00〜17:00)
午後券2800円(12:00〜17:00)
ナイター券2800円(17:00〜21:00)
午前券2800円(6:00〜11:00)
アクセス:東名高速吉田インターからR150経由で約10分 |
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